ホームページはこちら → 定方英一ホームページ

秋分の日2022年09月23日

今日は

秋分の日です。

お彼岸は年に2回あり、

春分の日にあるお彼岸を

「春彼岸」

秋分の日にあるお彼岸を

「秋彼岸」と言います。

しかし、

なぜ秋分の日と春分の日が

お彼岸なのでしょうか。

「彼岸」とは先祖がいる

「極楽」を指します。

反対の「此岸(しがん)」とは

私たちが生きている世界のことです。

仏教では、

彼岸は西に位置し、

此岸は東に位置すると考えられています。

春分の日と秋分の日は

太陽が真東から昇り

真西に沈むため、

彼岸と此岸が最も通じやすい日

考えられました。

以上の理由から、

春分の日と秋分の日に

先祖を供養するようになりました。

春分の日と秋分の日は

お彼岸の中日にあたるため

「彼岸の中日」と呼びます。

仏教では「中道」という

考えを重んじています。

中道とは

「苦」「楽」「有」「無」に

とらわれない偏りのない立場のことです。

昼と夜の長さが同じである

春分の日と秋分の日は、

中道を象徴した日と考えられました。

そのため中道を象徴したこの日は、

仏教に励むようにと意味が

込められています。

「暑さ寒さも彼岸まで」と

いう有名な言葉があります。

お彼岸は季節の変わり目を

感じることができる日です。

農耕生活が中心だった時代、

日本人は太陽を崇拝しており、

気候が良いお彼岸は

五穀豊穣を祈願する絶好の時期でした。

春分の日は種まきが始まる時期で、

秋分の日は収穫の時期です。

そのため、

春には収穫を祈り、

秋には収穫を感謝して

お供えをしたと言われています。

昔からある日本の

自然信仰と仏教の教えが

結びつき、お彼岸は定着しました。