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妻に愛を叫ぶ2022年09月04日

今日94

嬬恋村では

キャベツ畑の中心で妻に愛を叫ぶ

(通称キャベチュー)は、

村名の由来と生産量日本一のキャベツを

活用したイベントが3年ぶりに

開催されました。

日ごろ寡黙な夫たちが

1 年に一度くらいは妻への感謝の言葉、

愛の言葉を大声で

叫んでみてもいいのではないかと

いうことで平成 18

に始まりました。

このイベントは、

おおむね、

日本の男性は妻を前に

すると「ありがとう」や

「愛してる」などの言葉が出にくいと

されています。

そこでひとまずキャベツに向かって

叫んでみると

苦手な愛情表現を克服できるのでは

ないかと考えました。

 

日本武尊(ヤマトタケルノミコト)の

愛妻家伝説が、

嬬恋村を聖地にしました。

群馬県嬬恋村の村名の由来は、

日本武尊の愛妻伝説にあります。

昔々、

日本武尊が東征中、

海神(ワタツミ)の怒りを鎮めるために

愛妻・弟橘姫(オトタチバナヒメ)が

荒れ狂う海に身を投じました。

その東征の帰路、碓日坂(今の鳥居峠)に立ち、

亡き妻を偲んで

「吾嬬者耶」(あずまはや)=

「ああ、わが妻よ、恋しい」と

嘆きました。

これが世界初の愛妻家宣言、

と言われています。

以来、

嬬恋村は

「妻恋しい村」としての

歴史を歩み始めます。

そして2006年、

日本愛妻家協会が嬬恋村を

「愛妻家の聖地」と制定。

国内外から愛妻家が集い、

村は愛情にあふれました。

あふれでる愛情は農作物にも注がれ、

夏秋キャベツの収穫量は日本一に。

さらに日本武尊を祀る

五つの「愛妻神社」をはじめとする、

パワースポットの数々。

そして「愛妻家の聖地」スポットとして、

不動の地位を築いた

「愛妻の丘」。

「愛してるよ〜」と叫ぶ日本人男性の姿は、

海外メディアによって

世界でも話題になりました。

日本武尊の愛妻伝説を源流に、

嬬恋村の

「愛妻家の聖地」としての魅力は

色褪せていくことはありません。