妻に愛を叫ぶ ― 2022年09月04日
今日9月4日
嬬恋村では
キャベツ畑の中心で妻に愛を叫ぶ
(通称キャベチュー)は、
村名の由来と生産量日本一のキャベツを
活用したイベントが3年ぶりに
開催されました。
日ごろ寡黙な夫たちが
1
年に一度くらいは妻への感謝の言葉、
愛の言葉を大声で
叫んでみてもいいのではないかと
いうことで平成 18 年
に始まりました。
このイベントは、
おおむね、
日本の男性は妻を前に
すると「ありがとう」や
「愛してる」などの言葉が出にくいと
されています。
そこでひとまずキャベツに向かって
叫んでみると
苦手な愛情表現を克服できるのでは
ないかと考えました。
日本武尊(ヤマトタケルノミコト)の
愛妻家伝説が、
嬬恋村を聖地にしました。
群馬県嬬恋村の村名の由来は、
日本武尊の愛妻伝説にあります。
昔々、
日本武尊が東征中、
海神(ワタツミ)の怒りを鎮めるために
愛妻・弟橘姫(オトタチバナヒメ)が
荒れ狂う海に身を投じました。
その東征の帰路、碓日坂(今の鳥居峠)に立ち、
亡き妻を偲んで
「吾嬬者耶」(あずまはや)=
「ああ、わが妻よ、恋しい」と
嘆きました。
これが世界初の愛妻家宣言、
と言われています。
以来、
嬬恋村は
「妻恋しい村」としての
歴史を歩み始めます。
そして2006年、
日本愛妻家協会が嬬恋村を
「愛妻家の聖地」と制定。
国内外から愛妻家が集い、
村は愛情にあふれました。
あふれでる愛情は農作物にも注がれ、
夏秋キャベツの収穫量は日本一に。
さらに日本武尊を祀る
五つの「愛妻神社」をはじめとする、
パワースポットの数々。
そして「愛妻家の聖地」スポットとして、
不動の地位を築いた
「愛妻の丘」。
「愛してるよ〜」と叫ぶ日本人男性の姿は、
海外メディアによって
世界でも話題になりました。
日本武尊の愛妻伝説を源流に、
嬬恋村の
「愛妻家の聖地」としての魅力は
色褪せていくことはありません。
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