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日韓トンネル2022年08月24日

「週刊文春」が報じたのは、

岸田首相の後援会長が、

統一教会の関連団体で

議長を務めていた問題。

首相はこれまで

「私個人は教団と関係はない」と

していた。 

岸田首相の後援会長とは

 岸田首相は810日の記者会見で、

内閣改造にあたり、

「国民の疑念を払拭するため、

閣僚に対し、当該団体との関係を点検し、

その結果を踏まえて厳正に見直すことを言明し、それを了解した者のみを任命した」などと述べていた。 

「野田聖子地方創生相をはじめ、

統一教会との関係性が

指摘された7人の閣僚を

退任させました。

ただ、

以降も教団との関わりがあった閣僚や

副大臣の存在が相次いで

判明しています」 

 岸田首相の後援会長とは、

崇城大学(熊本市)の

中山峰男学長。

2020731日に発足した

「熊本岸田会」会長を務めている。 

 地方での知名度不足が

課題だった岸田氏にとって、

総裁選で勝利するには、

党員票の掘り起こしは急務だった。

中でも熊本は重点県だったという。

岸田派議員を複数抱える一方、

弱点でもある保守層が強い地域だからだ。

中山氏は後援会長として、

党員票集めに奔走していたという。 

20219月の総裁選では、

後援会結成の成果が現れました。

全国的に党員票をリードしていたのは、

人気者の河野太郎氏でしたが、

熊本では岸田氏が6109票に対し、

河野氏は6012票。

97票差ながら、

岸田氏が上回ったのです。

両者の一騎打ちとなった決選投票では、

熊本の貴重な『1票』が

岸田氏に投じられました。

結果、自民党総裁選に就任し、

首相の椅子に座ることになりました」 

2016年には

韓鶴子総裁が来日 

日韓トンネルを視察

 一方、中山氏は2011年から、

「日韓トンネル推進熊本県民会議」の

議長を務めていた。 

 日韓トンネル構想とは、

統一教会の教祖

・文鮮明氏が提唱したプロジェクト。

統一世界実現のため、

日本と韓国をトンネルで結ぶという

壮大な計画だ。

全長は200キロで、

総工費は10兆円に及ぶとされる。 

 実際、佐賀県唐津市では

1986年に調査斜坑が起工された。

ただ、

現在までに500メートル程度の

長さのトンネルが掘られたに過ぎない。 

「それでも、2009年には

『一般財団法人国際ハイウェイ財団』が

設立され、

徳野英治氏ら

教団の会長経験者が評議員として

名を連ねてきた。

2016年には

韓鶴子総裁が来日し、

トンネルを視察するなどしています」